3ノ7・TEL73-8739

バー感覚でしみじみと飲める「日本酒Bar 生駒」さんにやってきました。

「いらっしゃいませ」とニッコリ、笑顔が素敵な生駒浩人マスター(46)。落ち着いたBGMに、こじんまりとしたカウンター席。お客さん同士や生駒さんとの会話も楽しめそうです。

お通し(千八十円)は、なんと日本酒三種類、約六十種類ある日本酒から好きな銘柄を選べます。

「今時期は新酒がオススメですね」と生駒さんが取り出したのは、「男山 雪しばれ」「北の勝 搾りたて」「国士無双 新酒しぼりたて」。地場のお酒にもこだわり、約四十種類の道産日本酒を揃えています。

気になるおつまみは、「いか塩辛」「東川平田とうふ店の冷奴」(ともに四百九十八円)など、こちらも地産地消にこだわる肴。季節に合わせてメニューを変えているとのことです。

以前は居酒屋の店長を務めていた生駒さん。居酒屋時代に日本酒の奥深さや、蔵元の思いなどに魅かれ、日本酒をじっくり楽しみ、日本酒について語り合うお店が開きたいと昨年四月、このお店をオープンしました。「昔から日本人に馴染んできた味や、作り手の思いが日本酒の魅力ですね」と語ります。

気軽に飲める「バー」なので、女性の一人客も多いそうです。「『日本酒がわからない』『苦手』というお客さんにも、魅力をお伝えしますよ」と生駒さん。柔らかな笑顔に、日本酒への強い愛情を感じます――。

日曜定休。午後六時から午前一時まで。

(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

日本酒バーというので気になっていました。なんとお通しが日本酒3種!こんなの初めてです。飲めない人には、日本酒じゃないお通しを出してくれます。

道内の地酒が約40種類も!そしてお料理も道産食材。もちろんお酒との相性もいいに決まっています。

気になったのは、「美酒しゃぶしゃぶ」。お酒でしゃぶしゃぶなんて贅沢。次は食べなくちゃ。

寒い時期です。美味しい日本酒で体の中から温まって下さい。

2015年02月10日号掲載