3・4仲ノ8・TEL26-7206

ペロンタン汁今年で創業三十八年を迎える「花まる亭」さんにお邪魔しました。
「和食・えぞ料理」をうたう同店。北海道の食材で、昔ながらのお料理にひと手間、工夫をしているのが特徴です。こちらの名物といえば「」(六百八十円)。「創業時からの看板メニューで、ペロッと食べてしまうので『ペロンタン汁』と名付けています。ぜひ、お召し上がりを」と代表の藤丸正雄さん(67)。いただきます――。
一口すすると、思わず声をあげたくなるほど、ダシの味が体に沁みます。カボチャ団子はつるつる、もちもちとした食感で気持ちも穏やかに。シャキシャキと歯ごたえがいいウド、香り高いシイタケ…。気付いたら「ペロッ」と食べてしまいました。
「ダシは昆布、鶏ガラ、野菜、そしてコクを出すためにクジラを使っています。後にグッと広がりを見せるのが和食、そしておダシの力ですね」と藤丸さん。
続いて、こちらも看板メニュー「白いトウモロコシの天ぷら」(七百円)。鷹栖産の糖度の高い「ピュアホワイト」を贅沢に天ぷらにした一品です。「サクッ」とした衣に、ザクザクとトウモロコシ独特のたまらない食感、グッと広がる甘み。箸がとまらずこちらもあっという間に完食です。「揚げることで水分を飛ばし、より甘くなります。お年寄りから子どもまで人気ですね」。
旭川の老舗「花月」や東京の料亭で修業した藤丸さん。「四十年近くやって来れたのは、お客様に恵まれ、愛される看板メニューがあったから、ですね。これからは新鮮な野菜、山菜の季節です。ひと手間加えて、洗練された北海道の味をお楽しみ下さい」。
平日のみのランチでは「名物コース」(二千円、二名以上から)で二つの看板メニューに加え、「鮭のチャンチャン焼き」や「黒米のカニセイロ飯」などを楽しめます。夜の会席コースは三千五百円から。
日曜定休(月曜祝日の場合は日曜営業、月曜休み)。営業時間は、平日のみのランチが午前十一時半から午後二時まで。夜は午後五時から十一時まで。
(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

花まる亭さんと言えば、旬の食材を使った郷土料理で有名です。
昔、名物「ペロンタン汁」をペロッと食べたこと、エゾシカ肉のお料理も、臭みがなく美味しいんだと初めて実感したのもこちらでした。
お気に入りは、トウキビ好きの私としては見逃せない「白いトウモロコシの天ぷら」。プチプチと甘く本当においしいの。チャンチャン焼きも家のとは一味も二味も違います。
観光客にもお馴染みですが、旭川市民として郷土の味を堪能して下さい。