豊岡3ノ4・TEL56―0267

 年始めも焼肉です。今日は豊岡の「平和本店」さんにお邪魔しました。

 昨年二月に開店しました。四ノ西四にあった「平和ジンギスカン」がこちらに移転してリニューアルオープンし、元の場所は現在「ヤキトリ平和」として営業中です。

 「とにかく明るく元気にが、お店のモットーです」と笑顔の永井亮次店長(29)。メニューを見て驚くのは価格です。タンモト、ホルモン、カシラ、三種類の肉が約二人前に、ライスとお味噌汁、日替わりの小鉢が付いた「塩セット」が八百八十円。ライスのおかわりも出来ます。昼間から七輪で焼肉をいただけるなんて、と感激しながら、いただきます――。

 タンモト(タンの付け根)はぶ厚く、タンの食感と旨みが魅力。ご飯がすすみます。ホルモンは臭みなく柔らかい食感、ヤミツキです。ジューシーで鶏肉のような柔らかさのカシラ。約二人前なので、これだけでライス二杯はいけちゃいます。お味噌汁と日替わりの小鉢(この日は冷奴)も嬉しいですね。

 不動の人気を誇るという「ミソホル麺」(七百円)もいただきます。麺は唐辛子を練り込んだオリジナルです。味は本格的、肉のうまみが詰まったスープに濃厚な味噌、長時間煮込んだホルモンはトロットロで味が染み込んでいます。ラーメン屋さんに来たかと錯覚するおいしさ。焼肉、ライス、ラーメンと、かなりのボリュームでしたが、ついつい完食してしまいました。

 リーズナブルな価格と味に魅せられて、週一回来店という常連も多いのだとか。「一人席もありますし、お子様連れでも安心のおもちゃがある個室があります。ランチでも晩御飯でも、お酒でも、お好きに使っていただけるお店づくりをしています」と永井店長。サービスも価格も味も、そしてお腹も大満足のお店でした。

 火曜定休。ランチ午前十一時半から午後三時(ラストオーダー午後二時半)、夜は午後五時から十時(ラストオーダー九時半)。

(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 年末年始のごちそう続きに、私がつい食べたくなるのがジンギスカンとラーメン。ここは両方食べることができます。

 お店に入ると、とても気持ちのいい接客。ジンギスカンはラム派の私ですが、ここはマトンがとても美味しい。ホルモンもラムも臭みなく柔らかく、自家製のタレもおいしい。そして、どれもリーズナブル。

 ミソホル麺のほか、ジンギスカン丼などの丼ものも充実。ハーフサイズもあるので、あれもこれ食べられます。

 今年も一緒に、食べまくりましょう!

2016年01月12日号掲載