大雪通3特一ビル1F・TEL25―8780

 今や旭川名物の一つになったホルモンラーメンですが、その元祖のお店、「ひまわり」さんにお邪魔しました。

 赤いハチマキ、明るい声で「いらっしゃいませ」と、代表の浅香仁美さん(50)。看板メニューの「モルメン」は味噌、醤油、塩ともに九百円。他に「モルメン辛いの」(九百三十円、味噌のみ)と「モルメン激辛いの」(九百六十円)もあります。

 「どうぞ召し上がって下さい」と「モルメン辛いの」がやって来ました。どんぶりのギリギリまで満たされたスープ、上にはどっさりとホルモンと野菜がのっています。では、いただきます――。

 濃厚なコクと辛さが絶妙なスープに、しっかりからむ麺。そして何と言ってもトロットロのホルモンのおいしさ。ちょっと焦げ目がついて香ばしく、濃厚な味付けです。野菜もキャベツとニンジン、モヤシ、ネギにニラ、キクラゲと多彩。テーブルに置いてあるお酢をかけるとサッパリとした味わいになります。かなりのボリュームですが、フーフーと汗をかきながら、「ごちそうさま」でした。

 創業は一九八七年(昭和六十二年)、ご主人と旭町で定食屋としてオープンしました。その後ラーメン店となり、大町に移転し、七年前に現在の場所へ。旭町にあったころ、ご主人が焼肉のホルモンをラーメンに入れてみると…、「モルメン」の誕生です。徐々に評判を呼んで大繁盛するお店になりました。

 「旭町のころは、教育大や西高の学生さんがたくさん来てくれました。特に体育会系の学生さんはいつもお腹を空かせていたので、ラーメン一杯でなるべく栄養を取ってもらいたいと思って、ホルモンも野菜もたっぷりのラーメンになりました。食べ切れないお客さんもいるので、少な目も注文できますよ」と浅香さん。

 こちらの大雪通店は、仁美さんと娘さん、東鷹栖店(東鷹栖東一ノ四)は息子さんが切り盛りしています。家族全員でお店をやっているというのも、今では珍しいかもしれません。

 「昨年亡くなった主人にはよく、『ラーメン作り以外にやることないのか』なんて言われました、ホホホ。毎日ラーメンを作って、毎日ラーメンを食べ続けているんですから。それでも、ラーメンが大好きなんですよね」と笑う浅香さん。たっぷりの「モルメン」にはラーメン屋さん一家の愛情が詰まっているようです――。

 水曜定休。お昼は午前十一時から午後二時二十分、夜は午後五時から七時半まで。(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 ラーメンはラーメン、ホルモンはホルモンとして食べたい…と思ってましたが、周りの人たちが「おいしい」「くせになる」とあまりに言うものだから、行ってみました。

 「モルメン辛いの」を食べてみて、評判の意味が分かりました。寒い時にぴったり。ライスも食べたくなります。スープがまた美味しい。テーブルにある酢を最後にかけてみると、また違うサッパリとしたおいしさに。

 奥様も娘さんも美人。おっとりした美人がつくるパンチの効いたモルメン。ぜひ、食べてみて下さい。