2・3仲8・TEL24-3240(要予約)

 和食が評判の居酒屋「雪屋」(三ノ七)の二号店、「弐乃雪屋(にのゆきや)」さんにお邪魔しました。

 小さく上品な戸を開けると、落ち着いた和風の空間が広がります。カウンター席のほかは、広々とした個室。つなげると五十人までの宴会が可能とのこと。

 広いお店を探していたと話す哘崎恭寛(さそざき やすひろ・36)代表。「席数が足りずお断りしたり、料理をお客様に『奥へ回して下さい』とお願いするのが非常に申し訳なくて…。ようやく安心という気持ちです」。より本格的な和食を目指し、今月一日に開店しました。

 やってきたのは、美しく盛られた旬の刺身盛り(上写真で千円前後)。早速、いただきます――。

 まずは透き通った薄造りが美しいカワハギ。食感のある身に脂がのっています。とろけるように口いっぱいにおいしさが広がるシメサバ。マグロも甘エビも、新鮮そのもので、幸せな気分…。

 これまた美しい「サクラマスの菜種焼き」、「サクラダイの道明寺蒸し」(どちらも千円ほど)がやってきました。菜種焼きとは、菜の花に見立てて焼いたタマゴのこと。香ばしいタマゴの味わいに、サクラマスのおいしさが絶妙にマッチ。まるで桜餅のような道明寺蒸しは、独特のもち米の食感とタイのうまみ、ダシのきいた餡(あん)、サクラの葉が絡み合って、口いっぱいに春を感じます。

 特徴的な器は、札幌の若手陶芸家、小山七郎さんの作。家具はガージーカームワークス(豊岡二ノ五)などの旭川家具。什器や調度にもこだわりを感じさせます。

 本物の和食を提供するために、改めて「日本料理専門調理師」の資格を取得したという哘崎さん。「四月一日オープンで、資格の合格通知が来たのが三月三十一日。ギリギリ間に合ってホッとしました」と笑います。より本格的に、よりたくさんの人数で楽しめるようになった、「弐乃雪屋」さんに注目です――。

 現在は予約のみ営業(一般営業は四月半ばから五月の予定)。日・祝定休。営業時間は午後五時から十時半まで。(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 今、なかなか予約が出来ないお店の1つ「雪屋」。その新店ができたというので早速行ってきました。

 入口からオシャレ。店に入ると思わず「ワーッ」と声をあげてしまいました。真っ直ぐな通路にズラッと並ぶ部屋。50人まで入れると聞いて、何の集まりで使おうか…と考えてしまいました。

 店内を見学していると、お料理が登場。器も、盛り付けも素晴らしい。一品一品、手をかけて丁寧に作っているのが伝わってきます。また、ここも予約が取りにくくなるのかな。早めに予約しようっと。