豊岡9ノ5・℡34-2676

今年三月、豊岡に移転した「食い飲み処 まる」さんにお邪魔しました。
以前はサンロク街で、若鶏の半身揚げ専門店として営業していましたが、新しい店では居酒屋営業も始めました。扉を開けるといい香り。その正体はテーブルにズラリと並んだお惣菜です。店内飲食も、お持ち帰りもできますよ。


 「オバチャンだからね、こうゆうお弁当のおかずになるようなものばっかりだけど」と店主の大西さん。今日のお惣菜は「チキンカツ」(一つ百円)に「ササミの塩麹漬け揚げ」(一つ百五十円)、「フキの煮物」(一パック四百円)、などなど。早速、いただきます――。
下味をつけて揚げたチキンカツは、ザクッとたまらない食感の衣に、やわらか~な鶏肉。しっかりと美味しい下味が付いているので、何もかけずに食べられます。
「ササミの塩麹漬け揚げ」は、自家製の塩麹でほのかな甘みと塩味をつけた柔らかなササミをサクサクに揚げました。あっさりとした味は、おやつにもおつまみにもおかずにもなります。「フキの煮物」も、大西さん自ら採ってきたフキを煮付けた、家庭の味です。ほんのり、苦みがある春の味覚。
もちろん「若鶏の半身揚げ」(九百円)もあります。柔らかで美味しい鶏肉はすべて国産の生肉、食卓が豪華になりますよ。
お惣菜は日替わり、その日の仕入れた食材と気分で作っているそうです。「旬の食材を安く、色んな味を楽しんでもらいたいんです。千円ちょっとをポケットに入れて来て、一杯飲んで、お土産を買って帰って…それで満足してもらえたらいいですね」と大西さん。取材中もお客さんが来ては、楽しそうに談笑しています。家庭の味と温かな人柄、何だか、親戚の家に遊びに来た気分――。
第一、第三水曜定休。今月中旬からは一食五、六百円のランチ営業(午前十一時半から午後二時半)も始める予定です。居酒屋営業は午後四時半から同十時(九時半ラストオーダー)まで。半身揚げは予約がオススメです。(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

時々無性に食べたくなる「まる」の半身揚げ。帰りが遅い日には、揚げたてを買って、豪華でおいしい夕食のメインになっていました。
 街中から豊岡に移転して、店内が広くなったので、いい匂いに負けて車の中でかぶりつかなくても良くなりました。
そして、またまた主婦の味方、お惣菜も登場です。まさしく家庭の味。半身揚げに玉子焼き、ギョーザ、肉じゃが…。あらら、何も作らなくても豪華な夕食のでき上がり! 焼き鳥も美味しそうだし、どれもリーズナブルです。ぜひ、行ってみて下さい。