豊岡4ノ2・TEL73―8191

 きちんとした無農薬・無添加の食べ物は、本当においしいし、身体にもいい。そんな食べ物を求める人は、旭川でも増えている。このお店は、様々な商品を置いて手助けしてくれる。

 市内では、ここでしか手に入らないというお薦めが、根昆布と緑茶、黒糖。根昆布は、濃いだしが出る「えりも産」と、ぬめりが特徴の「厚岸産」の二種(各五十㌘四百三十二円)。いずれも、漁協を通さず、漁師から直接仕入れる選び抜いたものだ。

 緑茶は京都府丹波篠山産で、無農薬・無添加。粉末煎茶(八十㌘五百四十円)など。黒糖は、沖縄・波照間産(三百㌘四百三十二円)。カルシウムや鉄分などミネラル・ビタミンが豊富なうえ、味わい深い甘さだ。

 「ハチミツなども含めて、必ず生産現場に行って、安心できるものかどうか確認しています」と、経営する中嶋晃之さん(66)。
 中島さんは、もともとトヨタなどで営業マン一筋。ところが、ひょんなことが縁で健康食品の道に飛び込んだ。「もともと、私自身が滝川市の米農家の息子。食品添加物や食品偽装問題がずっと気になっていたんです」。市工業団地内に本社を置いて健康飲料「乳酸酵素ラテリア」を全国に販売し始め、一昨年、このお店も始めた。「健康食品を売っても、生活習慣、食べ物が悪ければ病気は治りませんからね」。

 店内には、先に紹介した以外にも各地の自然塩、無農薬の金時ショウガ、ハチミツなど家庭に常備しておきたい商品がそろう。私のお気に入りは、ペポナッツ(三十㌘三百六十円)。和寒町で栽培しているストライプペポという品種のカボチャの種を、弱火で長時間ローストしたもの。何の味付けもしていないのに、深いコクは癖になりそうな美味しさだ。ビールのおつまみにお薦め。

 定休日は日曜日。営業は午前十時から午後六時まで。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 「けんこうくらぶ」という名前が気になって、行ってみました。一応、いつもダイエットと言っているので、体に優しいものはチェックして、なるべく食べるようにしています。

 ここは、そんなにたくさん商品が置いてあるわけではないのですが、あれもこれもと、帰りにはいつも両手いっぱいになっています。

 いま、凝っているのは緑茶。水出しにして、持ち歩いています。香りも味も本当にいいんです。そして、和寒町のカボチャの種。予約して買う舞茸は、もう驚くくらい絶品です。

2017年09月12日号掲載