神楽岡6ノ5ノ6・TEL76-9470

 串揚げを食べるのって、こんなに楽しいものだったのか。これは、はまっちゃう。
 この店の串揚げは、とにかくお洒落。まずは、お通し代わりにソース・キャベツセット(二百八十円)を注文するのが必須。小皿にオリジナルのみそだれ、ソース、ニンニク&トウガラシなど八種が入れられている。

 串揚げ(二本、百~二百円)は長ネギ、ナス、ジャガイモ、シシトウ、きす、豚バラ、サーモンなど多彩。お得なおまかせ十本(七百円)、ランチ時には日替わり串揚げ定食(八百円)もあってうれしい。注文すると、まるで寿司のように特注の保温容器の上に次々と並べられ、さて何につけて食べようかと楽しく迷ってしまう。

 店を切り盛りするのは、トモコさん(48)とツヨシさん(47)。奇妙な店名は二人の名前の後ろ二文字を組み合わせたそう。ツヨシさんは群馬県出身で、横浜でスナックなどを経営していたが、トモコさんの実家がある旭川に二人で移住することに。そして今月一日、もともと大好きだった串揚げの店を開店した。

 串揚げと並んで、店の特色は群馬の味を提供していること。上州ソースカツ丼(八百円)、極太麺のきんぴらかしわつけうどん(七百五十円)、リピーター続出というさしみこんにゃく(六百九十円)など、どれもツヨシさんが「北海道に馴染むかどうか。ちょっと変わっていて合わない人もいるかも」という食べなれた味だ。

 また、北海道ではあまりお目にかからない水芭蕉(一杯六百五十円)、赤城山(六百円)など群馬の日本酒もあり、ちょっとした群馬旅行気分を味わえる。

 カウンター五席、テーブル二卓の計十一席の小さな店内。開店間もないのに、すでに満員になることもたびたびという人気ぶりで、予約がお勧め。

 不定休。営業時間は午前十一時三十分~午後二時、同四時三十分~同九時三十分。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 おいしい串揚げのお店があると聞き、早速行ってきました。名前は「もこよし」。変わった名前だ。

 串揚げは、積極的に食べたいとは思っていなかった。でも、運ばれてきてびっくり。11本もある。思わず値段を確認したら、800円とリーズナブル。

 オリジナルソースが3種類。夜は、これに5種類が加わるらしい。

 友達が食べた上州ソースカツ丼もおいしかった。テイクアウトがあったので、わが家の夕食は豪華串揚げ。

 うどん、そばめし、手羽先。これは何回も行かなくては。

2018年10月30日号掲載