4ノ6 パリ街・TEL85―6294

 天ぷらが大好きだ。毎日でも食べたいぐらい。でも、カミさんから「揚げ物は週に一回まで」と言い渡されている。せめても週に一回、おいしい天ぷら屋に行きたいけれど、旭川には探しても専門店が少ない。そんなとき、この店に出合った。

 YOTSUQURO(ヨツクロ)社長の金子裕之さん(35)が、今年四月にオープンさせた。ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ金子さんは、野菜料理をメインにしたダイニング「四つ葉のクローバー」などをすでに経営しているが、今回の店も「野菜のおいしさを生かせる創作料理を目指した」という。

 店内はカウンター九席とテーブル席二卓の贅沢な空間。店長の小林裕之さん(29)が、目の前でお好みの天ぷらを揚げてくれる。使う野菜は、自社農場産が中心。油にもこだわり、素材にあわせてゴマ油、オリーブオイルを使い分ける。味わう塩まで、ニンジン塩、カボチャ塩を用意するという徹底ぶりだ。

 野菜は旬のものを中心に、オクラ、レンコン、シイタケ(各二百五十円)、まいたけ、さつまいも(各三百円)など、魚介は天使のエビ、ホタテ(各六百八十円)など。センスを感じさせるのが創作天ぷら。うにの大葉巻き(時価)、しいたけのエビしんじょう詰め(七百八十円)、たらこの大葉巻き(六百八十円)など、ワクワクするようなメニューが並ぶ。

 エビは口に入れた途端、エビのミソがとろりと垂れてきた。あわてて吸うと、ぷりぷりした身とサクッとした衣が合わさって、震えるほどのおいしいさ。たらこの大葉巻きは、組み合わせが絶妙。日本酒があれば、さらに幸福感は増しそうだ。ちょっと高級な店だけど、これならたまには訪れたい。

 霜降り馬刺し、絶品豚の角煮など一品料理もあり、コースは五千円(飲み物別)から。不定休。営業時間は午後五時三十分~深夜一時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 高級感のあるお店です。テーブル席もありますが、揚げている様子を見ながら食べたいので、カウンター席に。

 オクラが好きなので、まずはオクラを…美しい! 自分で揚げると次から次へと揚げるので、オクラの美しさに気が付かないのね。

 創作天ぷらがまた楽しい。いちいち聞くと、丁寧に答えてくれます。たらこの大葉巻き、ポテトサラダ揚げでハモンセラーノ生ハム入り、美味しかった。

 締めに食べた手打ち蕎麦が、また美味しい。まだまだ食べたい物があるから、また行かなくちゃ。