東光3ノ4ノ4・TEL090-7652-0864

 キャッチフレーズは、おいしいコーヒー、ゴハン、スイーツのお店。「みなさんにホッとしていただける場所を提供したいと、六年前に開きました」と、店主の佐藤政子さん。本当に、店名通りにホッとさせてくれるカフェだなあ。

 カフェだから、飲み物はもちろん充実している。だけど、女性が九五%を占めるという大半の客のお目当ては、ランチのママの手作りの日替わりごはん(千百円)。肉か魚をメインに、惣菜が五品付く。この日のメインは、塩サバ、ワカサギの天ぷら、鶏肉のトマト煮込み。惣菜は、大根と人参、カマボコの出汁煮、カボチャ入りポテトサラダ、豚肉とキュウリの酢味噌和え、カブと紫キャベツ、パプリカの酢の物、ホウレンソウと白菜、紅大根のごま和え。

 多彩な旬の野菜がたっぷり使われ、何ともカラフル、そして健康に良さそう。どれもこれもおいしい。

 しかも佐藤さんによると、ほとんど添加物が入っておらず、旨み調味料は一切使わない。出汁はコンブとカツオで丁寧にとり、ごはんは東鷹栖産のゆめぴりか。こんなに多種類の惣菜なんて、家庭で用意するのはちょっと無理。主婦がたくさん訪れるというのも納得だけど、〝ランチ母さん〟に比べてお父さんは可哀そうだな。

 料理の数々は佐藤さんの独学。でも、開店する三年前から色々なことを知りたいと市内の飲食店二店で働いたそうだ。

 朝ごはん、サロマ湖産の海苔のおむすび二個セット(六百円)も用意。海苔は風味豊かで、日替わり惣菜二品と魚が付く。午後二時からのケーキの時間に出る日替わりケーキセット(六百八十円)、気まぐれパフェ(同)もおいしいらしい。

 定休日は日曜日。営業時間は朝ごはんが午前十時~十一時、昼ごはんが十一時三十分~午後五時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 自分でちゃんとごはんは作っているけど、たまには他の人が作った美味しいおかずが食べたくなる。そんな時に思い出したのは、6年ほど前に行ったこのお店。どうなっているかと思ったら、ますます進化していた。

 人気は何といっても、ママの手作り日替わりごはん。メインと、お惣菜が5種類。これが参考になるのだ。品切れになることも多いらしい。

 カフェタイム限定の気まぐれパフェもすごい。これだけでお腹いっぱいになる。飲み物を頼むとパンナコッタが付いてくる、うれしいお店です。

2019年10月22日号掲載