5条買物公園

 買物公園から路地を少し入った場所にある「自由軒」は、一九四九年の創業。地元で長年愛され続ける名店です。人気テレビドラマ『孤独のグルメ』で取り上げられたこともあり、その味を求めて全国からお客さんが訪れます。

 同店では、薄切りの豚肉を塩・コショウなどでシンプルに味付けした「塩やき」(千三百三十円)や、ドラマ内で主人公が注文した「カニコロッケ」と「ホッケフライ」が同時に味わえる「五郎セット」(千百八十円)など、店内で提供している汁物以外のメニュー全てがテイクアウト可能です。

 いただいたのは、同店名物の「肉ライス(ポークチャップ)」(千五百円)です。使うお肉は、道産豚の厚切りロース二〇〇㌘。柔らかくジューシーな肉からあふれる肉汁と、ケチャップやソースなどを合わせた少し甘めのタレが絡みあう味わいは、もうたまりません! 肉の下にたっぷり敷かれたタマネギは、シャキシャキの食感が残る程度に炒められ、これだけでもご飯が食べられます。六月中旬までは、生で食べても甘い新タマネギを使っているそうです。

 店主の田中輝彦さん(74)は、「五月の連休に店を閉めたのは、長年やってきて初めて。趣味が仕事だから、家にいてもすることがすぐなくなっちゃったよ。『落ち着いたら食べに行くから』と連絡をくれる常連も多いので、ありがたいですね」と笑います。

 営業時間は、昼が午前十一時半~午後二時、夜は午後五時~同九時。日曜定休。テイクアウトは、事前に電話(TEL23―8686)を。(東寛樹記者)

2020年05月19日号掲載