前週の「中央橋通の街路樹・ニセアカシア」についての小欄に、読者からメールや電話をいただいた。その中のお一人、「その街路樹が植えられている通りの近くに住んでいます」という女性からの電話――

 「自宅の前の街路樹は切っていただいて良かったと思っています。何年か前に消毒もしていただいたけれど、小さな虫がついて、木の下に植えた花にも虫がついてしまって困っていました」

 なるほど、そういう声もある。造園屋さんに聞くと、ニセアカシアという樹種は木質がそれほど硬くないから、街路樹としてはどうかな、ということらしい。「そもそもの樹種の選定がどうだったのか、そして、普段の管理がある程度出来ていたか、ということじゃないか。ただ、キノコが生えたり、空洞や裂け目が出来たりしたら、切らなければだめ。公園の樹木とは違う。倒れたら大事(おおごと)になる可能性が大だから」という話だった。

 分かる。理解できる。その上で「もう少し丁寧な対処が出来ないものか」と考えるのだ。

(工藤 稔)

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