市民は、西川将人という男を向こう四年間、このまちの「大統領」にする、という結論を出した。西川市長、まずは当選おめでとうございます。
さて、そこでだ、西川市長は、対立候補に投票した六万五千九百三十八人の市民の気持ちを汲んで、今後の市政運営に当たらなければならない。この選挙戦を含め、取材の中で私が耳にした西川市政に対する批判、もっと言えば冷評を紹介して、その参考にしていただけたらと思う。
「西川を支持しない一番の理由は、彼が何をしたいか、どんな旭川を目指すのか、それを示さないことだ」という市民の声は小さくない。「あの人は、自分がどんなまちをつくりたいか分かっていない、もしかすると何もない、空っぽではないのか」と。
ちなみに、十月二十一日号の小欄で、私は「西川・東 2人の魅力のなさを分析する」と題して、西川市長が選挙戦の途中から明言するようになった「公立ものづくり大学の構想」を例に、次のように書いた。

(工藤 稔)

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