断っておきますけど、自慢じゃありませんからね。ただ、規模の大小は関係なく、地域にはやっぱり複数の新聞があった方がいいんだなぁ、と実感したという話をちょっと。

 四日付北海道新聞旭川版のトップ記事の見出しは、「市議会 昨年度の政務活動費」「広報・広聴費58%増」「統一地方選で活発化か」だった。この地味なネタ、小紙が五年前から、「議員の皆さん、ちゃんと見てますからねー」という意味も込めて、この時期に報道し続けて来た。

 道新の記事を見た朝、担当の記者と「ようやく道新も取り上げたなぁ」と顔を見合わせた。二人で握手をしたい気分だった。影響力が大きいマスコミを刺激すること、それがあさひかわ新聞のような地方の極小紙の役目だし、醍醐味だと自覚させてくれた道新の記事。数字にちょっと間違いがあった気がするけど、まっそれはご愛敬だ。枕はここまで。

 ここまでやられると、あきれ果てて、もう笑ってしまうしかない。だが、笑っているうちに、気が付けば陸上自衛隊第七師団旭川駐屯地の自衛隊員たち、いわば旭川市民が、地球の裏側まで連れていかれて戦死する、あるいは人を殺すことになってしまう、そんな日が、そう遠くない将来、間違いなく来る。

 日本一の発行部数を誇る読売新聞の今月六日付一面に、世論調査の記事が載った。以下、本文――

 

(工藤 稔)

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