読者から、「反論されていますよ」と件名が付されたメールが届いた。フェイスブックに投稿された某市議会議員の文章が添付されている。読んでみると前号の小欄「南さつま市訪問市議が『政務活動費』を使って良いのかね…」について、意味がよく分からない反論をしている。彼は私のコラムを読んでいない、と書いてある。そういえば昨年七月、小欄で彼のフェイスブックの主張を取り上げた後、彼はあさひかわ新聞の講読を止めている。腹いせか何か知らないが、度量の狭い奴だぜ。まっ、その反論のようなものを引用しながら、再反論を試みよう。

 書き出しはこうだ。

 ――昨日、旭川ローカル新聞の社説に、旭川市議会議員の姉妹都市南さつま市のイベント参加について、国政上の裏金問題に絡めた批判記事が載ったとのことです。
 その批判記事を受けて、今回、南さつま市との交流事業に参加予定であった立民、共産の野党議員はいずれも出席を差し控えることに変更となったらしいです。
 私は、当該記事を見ていませんが、別に新聞で何を言われても一向に構わないので、将来の旭川を担う政治家の一人として、言論の暴力をおそれず、以下、しっかり反論します。無論、同紙とは異なり、個人の人格攻撃は避けたいと思います。

 「言論の暴力」って何だ? 「個人の人格攻撃」って、具体的に言えよ。わけが分からん。

 ――私たち自民会派市議会議員は、どうしたら南さつま市の方々の旭川市に対する熱意に応えることができるのか、実は、影で様々な議論を重ね、さらなる南さつま市との交流深化のために、旭川市への想いに応えるために、今回、参加しようと決意しました。私たち会派の参加希望者の想いは、報道により何ら揺らぐことはありません。
 なお、真偽は定かではありませんが、一部情報では、同記事は、自民会派の分断を狙う議員らと記者が一体となっての揚げ足とりの策術だとのことです。
 これが真実ならば、旭川市議会は市民そっちのけの権謀術策が渦巻く本当に残念で気持ち悪い世界となってしまいました。同新聞社は、そのような背景事情すら考慮しない、反権力と反自民のための純然たる策略機関誌と評価せざるを得ません。

 「真偽は定かではありませんが」という、いい加減な情報をもとに、あさひかわ新聞は「反権力と反自民のための純然たる策略機関誌」と決め付ける乱暴な論理は、どうよ。笑っちゃうぜ。

 そして締めの文言は。

(工藤 稔)

(全文は本紙または電子版でご覧ください。)

●お申込みはこちらから購読お申込み

●電子版の購読は新聞オンライン.COM

ご意見・ご感想お待ちしております。