四十年に及び「旭川のふだんぎ」を主宰してきた岡田勝美さん(96)が、『河合慶子 岡田勝美 作文・記録集 第四巻 二人、「夢」追いの記』=写真=を出版した。
「ふだん記」は一九六八年に東京都八王子市で書店を営んでいた橋本義夫氏が「庶民自らが、庶民の歴史(自分史)を記録する」を提唱して始まった運動。「ふだん着」の気楽さで上手・下手を競わず、自分の言葉で日頃の思いや生活体験を記録しようと名付けられた。
岡田さんは「旭川のふだんぎ」の最終号七十四号を出した後、妻・慶子さんと自らが書いた作文と記録集の冊子作りに取り組み、これまで三巻を出してきた。