旭川美容協会青年部(武田明宏部長)のメンバーが七月三十一日、市内の老人保健施設・フェニックス(村上忠司施設長、豊岡十三ノ一)を訪れ、利用者にカットやメイクのサービスを行った。
自分たちに出来ることからボランティア活動を始めようと考えていた同部が、今年の二月に次いで実施した。同施設は初めての訪問。
訪れたのは豊岡、東光など六店の十七人。施設の一階と二階の談話スペースには、テーブルに鏡を並べた、即席の美容院がオープン。メンバーはあいさつの後、早速はさみやドライヤーを手に、腕をふるった。利用者たちは鏡を見つめながら、“変身”する様子に満足げ。終わった後、職員から「きれいになったね」と声をかけられた利用者は皆笑顔で、メンバーと記念写真に収まる人も。
カットをしてもらった山下千代さん(87)は「最近世話になる機会がなかったので、ありがたいです。また来てほしいです」と喜んでいた。武田部長(38)は「皆さん、お年を召しても美しくなりたい気持ちは変わりません。役に立てて良かったです」と話していた。