純生美術会が主催する「純生展」が、旭川市民文化会館の展示室で開催されている。

 「純生展」は、一般からも応募できる美術の公募展。一般応募部門で二回以上受賞するなど、優秀と認められると会友と認定される。さらに会友賞を受賞すると会員となり、一般応募作品の審査員を務める。

 六十三回目となる今年は、会員から八十三、会友から十四、そして一般から五十九の作品が出品された。会場には油彩、水彩、彫塑、版画、日本画、パステル画など、多彩な分野の力作が並んでいる。 最高賞である純生美術会大賞には、村山由布さん(29、鷹栖町在住)の彫刻「のぼろ」が選ばれた。

 事務局長の齋藤健昭さん(62)は今年の出品傾向について「丹念に良く描き込まれており、完成度の高い作品が多いです。出品数は例年より少なめでしたが、全体的にレベルが高い」と話していた。

 六日まで。午前九時~午後六時(最終日は午後四時まで)。入場料は一般五百円、高校・大学生二百円、小中学生は無料。