旭川方面本部はこのほど、先月二十一日から三十日まで実施された「秋の交通安全運動」期間中に管内で発生した事故件数と状況をまとめた。

 全道の事故総数は六百四十四件(前年比百六十件減)、死者数は七人(同一人減)、負傷者は七百六十九人(同二百十三人減)。このうち、旭川方面管内の事故件数は八十九件(同十九件増)、死者数はゼロ(同一人減)、負傷者は百五人(同二十一人増)だった。

 管内の人身事故を項目別に見ると、発生場所は、市街地の交差点が最も多く、全体の半数を超える四十五件。多発した時間帯は、夕暮れ時の午後四時から同八時までの間で、二十九件を数えた。

 自動車が歩行者や自転車と接触した事故は二十四件。また、高齢化社会を迎えた時代背景もあって、高齢者ドライバーが起こした事故は、前年比で十件多い二十二件だった。

 旭川方面本部交通課は「夕暮れの時間が早くなるこれからの時期は毎年、歩行者と自転車が車に巻き込まれる事故がさらに多発します。警察、関係団体、地域の交通指導員が連携して街頭啓発などを行いながら、事故防止を呼び掛けていきたい」と話している。