畑中亜未さんの絵画展がボーダレスアートギャラリー・ラポラポラ(七ノ六シャンノール緑道)で開かれている。
畑中さんは一九七三年(昭和四十八年)生まれ、札幌市在住。自閉の傾向があり、通所施設に通う中で創作を始めた。個展はこれまでに札幌で二度開催しており、旭川では初めて。
今回展示されているのはキャンドル、水銀灯、裸電球などの照明器具をモチーフにした作品群。畑中さんは時期によってこだわりを示す対象が大きく変わる。ある時期は札幌市内を走る国道36号線に固執して数字の36を、またある時期には相撲取りを集中的にモチーフにしたこともあった。今展の「ひかり」をモチーフとした作品群も、やはりある短期間に集中して描かれた。
画用紙や和紙に単色もしくは比較的少ない色数のクレヨンで描く画法。隙間無く隅々まで丹念に塗り込めた作品には、油彩画に似た雰囲気が漂う。
十一月二十五日まで。正午~午後六時半。月・火曜休廊。問い合わせはラポラポラ(電話29―3836)へ。