12月5日 スライドレクチャーを開催

 道立旭川美術館で来年一月十六日から開催される「アールブリュット/交差する魂」展の開催を前に、企画内容を紹介するスライドレクチャーが十二月五日午後六時半から、ボーダレスアートギャラリー・ラポラポラ(七ノ六シャンノール緑道)で開かれる。同ギャラリーは参加者を募集している。

 同展は、スイスのアールブリュットコレクションと日本のアウトサイダーアートとのコラボレーション。二月十七日までの旭川開催を皮切りに、滋賀、東京を巡回する。

 アウトサイダーアートとは、既存の画法や表現手法の枠に収まらない芸術表現を指す。知的・精神的に障害のある人が、密かに優れたアウトサイダーアートを制作し続けていることが多い。中でも秀逸な作品はアールブリュット(仏語で「生の芸術」の意)と呼ばれ、スイス・ローザンヌのアールブリュットコレクションには、世界各地から集められた膨大な点数の作品が収蔵されている。

 レクチャー当日は、同展実行委員会の北岡賢剛さんとディレクターのはたよしこさんが来旭し、スライドの上映を交えて一時間ほどの講演を行う。参加無料で、誰でも聴講できる。

 問い合わせはラポラポラ(電話29―3836)へ。

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 なおラポラポラでは、十二月九日から二十三日まで、関連展示「アールブリュットコレクションポスター展」を開催する。正午~午後六時半。月・火曜休廊。