旭川出身の世界的なヴァイオリニスト・佐藤まどかさん=東京在住=が十九日、日章小学校(岡部正校長)を訪れ、子どもたちや父母の前で美しい音色を披露した。
佐藤さんは日章小に校区が隣接する知新小と、常盤中の卒業生。十二月二十四日に大雪クリスタルホールで開くリサイタルを前に、事前の打ち合わせで来旭の予定を知った日章小PTA(森尚繁会長)が、せっかくの機会に子どもたちに一流のヴァイオリニストの生の演奏を聞かせたいと企画。常盤中の生徒も招いた。
佐藤さんは、旭川在住のピアニスト・安田里沙さんの伴奏で、エルガーの「愛のあいさつ」、クライスラーの「美しきロスマリン」、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」など、バイオリンの名曲を披露。合間には日章小と常盤中の校歌も演奏し、いつもと違う曲の雰囲気に、思わず笑みをもらす子も。
この日は朝から吹雪模様の天気だったが、佐藤さんは「雪を見ると、旭川に帰ってきたなぁという感じがします。校歌は懐かしい気持ちで演奏させていただきました」とあいさつ。会場の拍手に笑顔でこたえていた。