画像 旭川工業高校三年生の卒業設計発表会が二十五日、同校視聴覚室で開かれた=写真。

 同校では三年間の研究の集大成として、三年生になった四月から週二時間程度、卒業発表の制作時間をとる。この時期には各科ごとにその発表会を開いている。この日は建築科と工業科学科の発表会が開かれた。

 建築科の発表会では視聴覚室に三十九人の生徒全員が集まり、買物公園、旭山動物園の中から選んだテーマについて、一人七分間の制限時間内に図や画像を使って発表した。

 旭山動物園がテーマの発表では、カバ館、キリン館、はちゅう類館や、現在は同園にいないカンガルー館まで、既設の展示施設にも負けないようなユニークな構想が次々と飛び出した。

 買物公園でも屋台村、動物村、巨大スクリーン設置など、かつてのにぎわいを取り戻そうと、生徒たちが真剣に考えたアイデアが発表され、父母や大学からの招待客たちも生徒の熱のこもった説明に耳を傾けていた。