“幸福の花”が咲く――福祉村サテライト診療所(松下元夫院長、春光台二ノ六)の待合室に置かれている、「幸福の木」の名で知られる観葉植物・ドラセナフラグランスに、二週間ほど前から白い花が次々と咲き、通院客や職員の目を楽しませている。
この幸福の木は高さが一・五メートルほど。同院が九八年に開院した際、お祝いとして贈られ、待合室の窓際に置かれていた。過去にも一度、〇五年五月に咲いたが、一昨年、昨年は咲かず、二年半ぶりの開花となった。
花が開くのは決まって午後四時ごろ。細い六弁の花びらが開いて、雄しべが顔を出すと、ユリ科の花らしく、辺りには芳香が漂う。しかし翌朝にはしおれているそうで、職員が毎朝茶色くなった花びらを摘み取っている。現在は木の上の方にある花茎の花が咲いているが、下の方につぼみが並んだ花茎がもう一本あり、あと一、二週間は楽しめそうだ。