平成二十年度道北地区酒造研究会が七日、合同酒精旭川工場(南四ノ二十)で開かれた。
今月二十四、二十五日に札幌で開かれる新酒鑑評会に先立ち、道北地方の酒造会社が平成十九酒造年度(七月―翌年六月)に造られた新酒や、市販酒を持ち寄り審査や講評を行う会。六六年(昭和四十一年)からの歴史を持つ。
今年は合同酒精、高砂酒造、男山の市内三社のほか、増毛町の国稀酒造と小樽市の北の誉が参加した。
指導官庁の札幌国税局、旭川中税務署、食品加工センター(江別)の鑑定官による審査会には、新酒は五社合わせて吟醸酒三十八本、道産米使用吟醸酒八本、市販酒は各社が純米酒、本醸造酒一本ずつを出品。番号だけが書かれた瓶から猪口に注いだ酒を口に含み、調査票に得点や短評を書き込んだ。
審査の後、一般公開として各メーカーの担当者も参加、鑑定官と同様にテイスティング(味見)と審査を行った。この日の審査結果は各社に通知され、品質向上への貴重な資料となる。