img突哨山の春を楽しむ「カタクリフォーラム」が二十七日午前十時から、山の麓の「カタクリ広場」(東鷹栖・旭川刑務所の隣)で開かれる。

市民有志でつくる実行委員会・カタクリ楽団(堀川真代表)の主催。早春の雑木林に咲くカタクリやエゾエンゴサク、キクザキイチゲなどの花を愛でながら、フリーマーケットや演芸会を楽しむ集い。今年は、雪解けが早く、さて、花たちは待っていてくれるかどうか…。

「カタクリフォーラム08」の会場は、二〇〇四年、全国の身近な自然を愛する多くの方々の募金で、突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)が購入した麓の土地「カタクリ広場」。広場の目印は、旭川刑務所の正門。門の前の坂道を二百メートルほど登ると、右側に広場が見える(刑務所の駐車場を使える)。バスを利用する人は、道北バスの17番、三箇行きに乗って、東鷹栖三線二十号で下車。広場までは三百メートルほどの距離。

今年の目玉イベントは“木や森の達人”陣内雄さんがガイドを務める「木を見るツアー」。NPO法人 森林再生ネットワーク北海道代表の陣内さんが木の生態、森の成り立ちなどについて解説を交えながら突哨山を歩く。正午スタート。定員は二十人。

草花に精通したガイドが同行する「野歩き」は、午前十時と正午に出発。今年は雪解けが早く開花の時期も早まりそうだが、突哨山を知り尽くしたメンバーが、ちゃんと花を見られる場所に案内してくれるとのこと。

恒例のフリーマーケット、お茶の野点、カタクリ演芸会、この日にだけ製造・販売する「カタクリ団子」、そして、山の麓の農家・黒川さんのお米を使ったおにぎりや、ホウレンソウなど野菜の販売もある。

また、“工作オジサン”の異名をとる絵本作家の堀川真さんと一緒に、金づちやノコギリを使って、何かを作るワークショップ「突哨山でトントンギコギコ」も開かれる。森に落ちている枯れ木や葉っぱ、家具メーカーから提供される端材を使ったワークショップ。子どもも大人も大歓迎だ。

主催する市民グループ「カタクリ楽団」は、フリーマーケットで販売する品物の提供を呼びかけている。「家庭の押し入れや納戸、会社の倉庫に眠っている贈答品、不用品、使っていない食器、瀬戸物などがあれば、ぜひ、こども冨貴堂(七条買物公園・TEL25―3169)まで届けてください」とのこと。

参加費は、野歩きやワークショップを楽しむお代を含めて、五百円。堀川さん制作のかわいいバッジが「参加者マーク」になる。バッジの購入、フォーラムの問い合わせは、こども冨貴堂へ。