imgラーメン店の「橙ヤ」が本店を市内十ノ二十二から東旭川南一ノ一に移転、二十四日にオープンした。

オープン当日の午前十一時には、同店の人気の高さを反映して二百人を超える長蛇の列が出来た。同店ではこの日からの二日間、記念価格としてラーメンを三百円、チューシューメンを五百円で提供。二日目には初日よりもさらに多い三百人以上の客が並び、列が店を一周するほどの盛況ぶりだった。

「橙ヤ」は〇一年(平成十三年)の創業。すし店や焼肉店を経営していた清水政広社長(42)が「好物のラーメンをやってみたい」と十ノ二十二に開いた。現在は旭川市内に二店舗、札幌にも二店舗があるほか、永山六ノ五には系列店の「正月ヤ」を構える。また、今月二十六日には市内富沢に同じく系列店の「富蔵(とみくら)」をオープンさせた。

清水社長は移転の理由について、「旧本店には駐車場が少なく、代わりの物件を捜していました。広い駐車スペースが取れる物件は他にもあったのですが、旧本店と同じ動物園通り沿いと限定し、この場所に決めました」と話した。

新本店の店内は玉砂利を敷くなど、和を意識した作り。壁面の棚に凝ったデザインの丼を多数飾っているほか、新素材のタイルなども採用した。清水社長は「これまでお客様には、特に混み合う時間帯に駐車場スペースでご迷惑をおかけしました。今後は従業員一同、一層サービスを向上させるとともに、変わらぬ味を提供していきます」と、新本店にかける意気込みを語った。

「橙ヤ」の新本店は動物園通り沿い、スーパーダイイチ東旭川店のななめ向かいにある。