一昨年五月にギャラリー多夢座(神居四ノ一 旭川トヨタタムザ神居二階)で写真展「サバンナの風の下」を開いた中川義廣さん(75、神奈川県相模原市在住)が四月二十八日から五月四日まで、地元相模原市で、再びアフリカの野生動物の写真展を開催した。自身五回目の個展で、オープニングパーティーには、旭川開催の際にも姿を見せたケニア共和国の駐日特命全権大使、デニス・N・O・アウォリさんも駆け付け、開催に花を添えた。
中川さんはかつて金融機関で長く働き、全国の信用金庫を回った。旭川には毎月のように訪れ、友人も多く出来た。自身初の写真展を旭川で開いた背景には、そうした友人らの存在が大きかった。
八日、中川さんはケニア大使を訪問し、お礼を述べた。中川さんは「大使は、ケニアと日本の草の根的な友好に、大変重きを置く方です。今回私の写真展には、写真仲間のみならず、ボランティアを通じて知り合った地元相模原市の方々が多く集まってくださいました。大使に、ケニアと相模原市民との間の友好が深まったことを直に感じとって頂けて、嬉しく思っています」と感想を話した。