img北工学園・北海道環境福祉専門学校(東川町)などが主催する「食育フォーラム」が六月二十二日、同校食育実習室で開かれた。

宮島武彦校長は、このフォーラムを開催した趣旨について「食生活をめぐる環境の変化にともない、生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むための食育を推進することが急務となっています。食育は『知育・徳育・体育』の基礎であり、食育の推進が強く求められています」と話す。

初開催となる今回のテーマは「乳幼児の食育」。会場には子ども連れのお母さんら四十人ほどが集まった。調理に関して若干の説明があった後、地元東川町産の野菜を使った料理作りが始まった。メニューは「なすとキュウリの炒め物」と「ほうれん草の中華サラダ」「たたきキュウリのサラダ」の三品。

東川町幼児センターのスタッフや同校社会福祉科の学生らの手助けを受けながら、子どもたちも調理に参加。四十分ほどかけて作られた料理を参加者で試食した。子どもたちは口々に「美味しい」を連発していた。

第二回のフォーラムは「高齢者の食育」をテーマに十二日に開かれる。参加希望者は七日までに(TEL0120―82―4530)へ。受講料は無料。定員は四十人。参加者はエプロンやナプキンの用意が必要。