食品メーカー「日本ケロッグ」(本社・東京都新宿区)がこのほど、市が旭山動物園の施設整備のために設けた「あさひやま“モット夢”基金」に五百万円を寄付した。
同社は七月十日から「ケロッグオリジナル旭山動物園DVDキャンペーン」を実施。子どもに人気のある「コーンフロスティ」「フロスティクランチ」「ココくんのチョコワ」「ココくんのチョコクリスピー」の四種類の商品に、旭山動物園監修の野生動物について考えるDVD(四十二分)を付録として入れている。
DVDでは来春公開予定の角川映画「旭山動物園物語~ペンギンが空を飛ぶ~」が五分間で紹介されている。全国で百万個を販売する予定だ。
「すべての動物たちが安心して暮らせる地球環境の大切さを訴えたい」(同社)としてDVDを製作。同動物園の協力に対する感謝の意味を込めて寄付をすることになったという。
昨年九月に設置された「もっと夢基金」は、十一月から寄付の受付をスタート。これまでに百三件、約二千八百四十万円の寄付があった。このなかには一般来園者からの募金箱への寄付約三百四十万円も含まれている。