img旭川出身のJRA騎手、丸田恭介さん(22)が十六日、旭川競馬場で開催されたホッカイドウ競馬第八レース「JRA交流競走 ケンタウルス特別」(千メートル)で騎乗した。丸田騎手が旭川競馬場で騎乗するのは初めて。

ナイトレースも初の経験という丸田騎手は、「いつもとはまったく違う雰囲気に少し戸惑った」という。騎乗馬のサヨナラゲーム号は、いつもパドックで落ち着かない気難しい馬。この夜もやはり同じで、丸田騎手を背に乗せてもチャカつきが治まらなかった。

パドックには丸田騎手を応援する横断幕が二張り。本場馬へ向かう際には地元旭川の知人たちから「丸田君、がんばって!」と声援が飛び、丸田騎手も笑顔で応えた。

サヨナラゲーム号は、出走十四頭中で単勝七番人気。スタート直後は四位につけ先頭集団を形成したが、次第に遅れ、最終コーナーをまわった後も伸びず、十三着に沈んだ。

レース終了後、丸田騎手はすぐに週末騎乗のある函館に移動。あさひかわ新聞の取材に「地元の旭川で騎乗できるとは思っていませんでした。(十三着について)悔しいですね~。旭川競馬は、確か今シーズンで終わりでしたよね? ぜひもう一度チャンスをもらって、良い着順を残したいです」と話した。 (柴田貴保記者)