img「脱メタボリック」をテーマにしたセミナーが二十二日夜、市障害者福祉センター・おぴったで開かれた。

市の保健所と中央公民館、中小企業家同友会旭川支部の共催。自分の体を「経営する」という視点で、健康づくりに取り組んでもらおうと、市内の会社経営者や幹部社員を対象に企画した。

経営者や幹部三十人が参加。会場では、まず保健師三人が参加者の腹囲測定や血圧、血糖値をチェック。その後、保健所指導課の保健師、阿部知子さんが「社長がメタボでどうするの?」と題して講演した。

阿部さんは「メタボの基準は男性で腹囲八十五センチ以上、女性は九十センチ以上。メタボリックシンドロームというのは動脈硬化を引き起こし、突然死につながる怖い要素をたくさん含んでいる」と危険性を指摘し、「運動や野菜を毎日食べるなど摂取カロリーを考えてほしい。車通勤を自転車通勤に変えるなど身近にできることを積み重ねてほしい」と訴えた。

参加者が三グループに分かれてディスカッションも行った。「外での付き合いが多いのが現実。その中で予防できる方法はないのか」「飲み過ぎた時や食べ過ぎた翌日の朝のメニューは何を考えたらいいのか」などお酒に関する質問も出て、メタボ予防に高い関心を示していた。