img旭川市と商工会議所などの政経界のトップらが二日から五日まで、台湾の彰化県を訪れ経済、観光面などでの相互交流を図ることで合意、覚え書を交わした。

台湾訪問に参加したのは、旭川市や旭川商工会議所、旭川物産協会、旭川空港ビルで組織した旭川対外交流委員会(代表・西川将人市長)の面々で、西川市長、岩崎正則市議会議長、高丸修商工会議所会頭、工藤善美物産協会長、菅原功一空港ビル社長、小菅正夫旭山動物園長ら総勢十人。

この訪問は物産協会の工藤氏が長年取り引きのある台湾経済界の重鎮を通して実現した。一行は三日、台湾中部の彰化県長の卓伯源氏らと会談。相互交流を図るための連絡窓口の設置や定期航路の開設、また彰化県で建設を計画している動物園を支援するために旭川市がノウハウを提供することなどで合意した。

翌四日には定期航路開設の陳情のため、中華航空やエバーグリーン台北も訪問。昨年十一月にも中華航空を訪問し定期便就航に向けて好感触を得ていた。しかし今春、同社の経営陣が総退陣したことから新経営陣への要望となったが、前向きな発言は得られなかったという。

同委員会では定期航路開設にはチャーター便の実績の積み重ねが重要としている。