img東川第二小学校で十八日、十九日の二日間、茨城県を拠点に活動している若手造形作家の前川秀樹さんを招き、五、六年生を対象にアート体感教室が開かれた。

この教室は、優れたアーティストと子どもたちが身近に交流し、実体験のなかで豊かな想像力や自己表現力を育んでもらおうと、財団法人北海道文化財団が主催。平成十七年から全道で年三回程度開いている。

前川さんは、地元東川の白樺の木を材料に選んだ。子どもたちは、一本の白樺の枝や幹の、それぞれ好きな部分を選んで制作をスタート。のこぎりや小刀を使い思い思いにアートづくりに専念した。前川さんの周りには子どもたちが次々と集まりアドバイスをもららった。最後はアクリル絵の具で色を塗って作品が完成。

今回のワークショップについて学校は「刃物を“危険だから使わせない”ではなく、“正しい使い方、人に向けてはいけない”と教えることが大切。こういった機会を得て良かった」と歓迎している。

生徒たちの作品は十月二日まで、東川町文化ギャラリーに展示している。