募金による基金で、美唄出身の彫刻家でイタリアを制作拠点に活躍する安田侃(やすだかん)さんの作品を購入し、旭川市に寄贈することを目的に活動している彫刻ファンド市民の会(大久保正義会長)が二十七日、作品の設置場所の選定と調査を兼ねた候補地めぐりの集いを開いた。
候補地に考えられている忠別橋公園、神楽岡公園、科学館周辺、JR旭川駅周辺、買物公園の五カ所をマイクロバスで巡回した。
参加者たちは各候補地で、市民の会の岡昭男事務局長から、その土地の特徴や候補に至った理由等の説明を受けた。最後は旭川エスタ(宮下七)の情報コーナーで、旭川駅周辺整備の構想について市の担当者からの説明を受け熱心に聞き入った。
彫刻ファンド市民の会では、作品購入のために年間一口二千円の募金参加を呼び掛けている。問い合わせは同市民の会、岡事務局長(TEL65―0950)へ。