布製の手作りぬいぐるみなどを展示する「飯原ミチルのつくりモノ展」が十一月七日まで、こども冨貴堂(七条買物公園)店内のギャラリーKIDSで開かれている。
作者の飯原ミチルさん(36)は、四年ほど前からこうした布製のモノづくりに取り組んでいる。展示会を開くのは今回が初めて。
ぬいぐるみは、ボア生地を主な材料に作られている。手にしたときの、あるいは胸に抱いたときの、何とも言えない“たよりない感じ”が魅力。目がきちんと正対称の位置についていない点など、隙だらけで無防備な様子が、また良い。
このぬいぐるみは、ウサギだろうか、犬だろうか、いやヤギかも…?。モチーフは何かと質問する記者に「その人の見えたものになるんです」と飯原さん。あれこれ考えずに、手にした感触、かわいらしさを素直に味わうべきぬいぐるみだ。
今展では三十体ほどのぬいぐるみをはじめ、キーケースやキーアクセサリーなどを展示している。午前十時~午後六時。問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)へ。