img上川管内中学生創造ものづくり教育フェアが十一日、六合中で開かれた。今年で四回目を迎えたフェアには、三種目に旭川をはじめ、富良野、士別、名寄などから四十四人が参加。収納箱を作ったり、ハンバーグづくり、自作のロボットを使った競技に挑んだ。

同フェア実行委員会の主催。技術・家庭科の学習成果を発表することにより、ものを作る喜びを味わい、同時に楽しさや技能の向上を図るのが目的。

木工の匠と題した技術科分野では、21センチ×120センチ、厚さ12ミリの板二枚を使って五時間かけて収納できる箱を作った。参加した生徒は、事前に設計した図を見ながらノコギリ、カンナを巧みに使って手際よく作業に当たっていた。

また、包丁名人と題した家庭科分野ではハンバーグつくりに挑戦。あらかじめ用意した絵コンテに基づいて、包丁を器用に使って材料を切り、フライパンの火加減も微妙に調節しながら、こんがりと焼き上げていた。

ロボコンフェアでは、思い思いに作ったマシーンを持ち寄って「ロボット種まき」と題して、ソフトテニスボールと缶を所定の場所に移していく競技が行われた。リモコンで見事にマシーンを操つり、缶などを移動していた。

ロボコンに参加した六合中三年生の西舘大さんは「アームの作り方が難しかった。競技ではキャタピラが外れて残念」、同三年生の寺田景さんは「缶などを多く取る方法を考えるのが難しかった。キャタピラが外れてしまい良い結果が残せなかった」と、しきりに反省。しかし、「楽しかった」と二人は口を揃えて語った。