第十九回旭川建築作品発表会(主催・旭川まちなみデザイン推進委員会ほか)が十八日午後六時から、旭川市科学館・サイパル(宮前東通)で開かれます。

会では、道立旭川工業高校建築科(三作品)と東海大学建築・環境デザイン学科建築コース(一作品)の卒業設計作品の発表と、意見交換をおこないます。

また、二〇一一年にグランドオープンする旭川新駅の駅舎全体を覆う屋根を十二本の柱で支えるダイナミックな構造を設計した川口衛さん(川口衛構造設計事務所主宰、工学博士・建築構造士)が、『旭川駅舎の構造設計』と題して特別講演をおこないます。川口さんはこれまで代々木オリンピック水泳場や万国博お祭り広場大屋根、バルセロナ・オリンピック・スポーツホール、シンガポール国立屋内競技場などの設計をしている著名な構造設計士です。

主催する「旭川まちなみデザイン推進委員会(ALM委員会)」は、旭川市が一九九〇年に同会を開催した翌年、北国の快適で個性豊かな都市環境の創造に関心を持つ旭川在住の建築専門家二十二人で立ち上げた非営利団体です。入場は無料です。