img長く子どもの本の運動のリーダーとして活躍するとともに、旭川野鳥の会や嵐山ビジターセンター、突哨山と身近な自然を考える会の設立や運営に深く関わった石川悦子さんが十九日午後、多発性骨髄腫のため亡くなった。

石川さんは一九三八年(昭和十三年)、旭川市生まれ。旧姓は小宮。

自宅に「どらねこ文庫」を開設、地域の子どもたちに「文庫のおばさん」と呼ばれて親しまれながら、道内の家庭文庫や読書会のネットワーク・北海道子どもの本連絡会の事務局長として活動。さらに、旭川野鳥の会副会長、嵐山ビジターセンターの初代事務局長を務めるなど、自然を守り楽しむ市民運動の心優しき女性リーダーとして活躍した。

葬儀は親族による密葬で執り行われた。生前の石川さんと親交を結んだ有志が中心となり、二十六日午後六時から、やわらぎ斎場神居(神居一ノ十三)で「石川悦子さんとお別れする会」を開く。自宅は神居八ノ十三(TEL63―4395)。