旭川トヨペット あそか苑にサクラの苗木贈る旭川トヨペット(吉田裕社長)は、創業以来の販売台数が今年四月で十六万台に達したのを記念して二十八日、サクラの苗木三十本を比布町の高齢者福祉施設「あそか苑」(比布町東町二、生駒裕之苑長)に寄贈した。

旭川トヨペットは一九五六年(昭和三十一年)の創業から五十三年間で販売台数十六万台を達成した。

同社とあそか苑とは、車椅子を乗せられる自動車二台を納入しているなどの取引がある。エコ事業や社会福祉活動にも熱心な同社は、十六万台達成の記念に「社会に何かお返しを」と考え、あそか苑に打診。同苑から「サクラの苗木を」という希望があった。

贈呈式は旭川トヨペット花咲営業所(春光六区一ノ四)で行われた。同社の吉田社長からあそか苑の生駒苑長に、サクラの苗木と目録が手渡された。

生駒苑長は「旭川トヨペットさんには、いつもわがままばかり聞いて頂いています。当苑裏の芝生にサクラ並木を育て、毎年春には、お年寄りや近所の方たちに花見を楽しんでもらいたいと、サクラの苗木を希望しました。大切に育てます」と挨拶した。

式には入所者を代表して、今年六月十日で百歳を迎えた山根アヤノさんと、同じく二十一日で九十九歳になった福島みついさんが出席。旭川トヨペットの社員と一緒に記念撮影するなどし、営業所内は朗らかなムードに包まれた。