「北島吉光油彩展+北島浤緑橋通りイメージ展」が十二日から二十日まで、ギャラリーきたじま(五ノ二十四)で開かれる。

 故・北島吉光氏は国内で初めて中小企業を集団化して木工団地を実現させ、現在の旭川家具の基礎をつくった企業家だった。十代の頃には画家をめざして上京したという経歴がある。その後は、家具卸業を経営する傍ら多くの油彩画を描いた。現在約千点の作品を長男・浤氏が保管している。

 浤氏は元北海道東海大学教授。建築計画や設計、景観、デザインを専門として長く道路や橋梁の工事に関わってきた。同展では、浤氏が一九九七年から六年計画で進められた緑橋通り緑化事業で、デザインを担当した当時に描いたイメージ画(四条通りから十条通りまで)と吉光氏の絵画をそれぞれ七点ほどを展示する。

 吉光展は五年前から年二回開催してきたが、二人展は初。開館時間は午前十時~午後六時。休館日・十四日。問い合わせは、ギャラリーきたじま(TEL31―0182)、または北島浤宅(TEL62―0964)まで。