今年が最後のオープンガーデンです――。バラの花のピークに合わせて、毎年自宅の庭を開放していた神居一ノ十三、平田寿子さん(66)が今シーズン限りでオープンガーデンを終えることにした。

 平田さんの自宅の庭には、蔓バラを中心に七十種類以上のバラが様々な色や姿で咲き誇る。毎年六月二十五日から三十日までのオープンガーデンには、二百人以上の人が鑑賞に訪れ、シラカバやナナカマドがつくる心地良い木陰の下で、バラの花々に囲まれてお茶を楽しんだり、平田さんのバラ談義に耳を傾けてきた。

 「体力がなくなって、特に冬囲いの作業が辛くなってきました。庭づくりは続けますが、十年になる今年でひと区切りにさせていただきます。蔓バラの育て方の相談には応じます。お気軽にどうぞ」と平田さん。

 最後のオープンガーデンは、三十日までの午前十時から午後五時まで。問い合わせは平田さん(TEL63―3725)まで。