小熊秀雄を「しゃべり捲くれ」講座が十四日午後六時半から、ときわ市民ホールで開かれる。小熊秀雄賞市民実行委員会の主催。

 旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(一九〇一―一九四〇年)の名を冠し、国内で出版された現代詩集を対象にした賞を運営する同実行委員会が、小熊をもっと知ろうと定期的に開いている。「しゃべり捲くれ」は、小熊の代表的な詩のタイトルからとった。

 六回目の講座となる今回の講師は、画家の高橋三加子さん。旭川の洋画界の草分け、高橋北修さん(一八九八―一九七八年)の三女として生まれた三加子さんは、「同じ絵描きとして話しておきたいと思ったのか、父は末っ子の私に小熊やスタルヒンの話をよくしてくれました」と言う。

 「小熊秀雄と父・高橋北修」と題し、小熊の親友だった高橋北修さんが娘に語り残した、小熊の逸話や父親との親交を中心に話す。

 参加費は三百円。問い合わせは実行委員会事務局の高田さん(TEL61―2731)へ。