「彫刻のまち」と呼ばれる旭川。市内には街中、公園、橋、河川敷など約百基の野外彫刻が設置されている。暮らしていると当たり前になりがちな彫刻も、じっくり見ると様々な発見がある。そのきっかけづくりにと、野外彫刻の清掃やメンテナンスを買って出ている旭川彫刻サポート隊が「旭川野外彫刻たんさくマップ」を制作した。

 たたむと胸ポケットに収まるコンパクトなマップだが、広げるとA2サイズの大きさになる。五つに区分けされ、距離、徒歩・自転車での所要時間を記し、中原賞受賞作品、彫刻フェスタ作品、周辺施設の表記など、丁寧な説明が書かれている。

 マップのイラストを手がけたのはメンバーの坂井弘美さん(42)。「野外彫刻の魅力は、触ってもよいところ。抱きついてみたり、ポーズを真似たり、サポート隊は我が子のように大事にしているんですよ」と話す。イラストに添えられた解説文は、彫刻が読み手に話しかけるパターンや、メンバーだからこそ知っている隠された情報がふんだんに盛り込まれ、従来のガイドマップとは一味も二味も違う、内容の濃い仕上がりだ。

 「街に彫刻があるということは財産であり、旭川の誇るべきものだと思います。市民の皆さんの彫刻への関心が少しでも深まればいいいですね」とサポート隊会長の小沢和雄さん(70)は話す。

 マップは、彫刻美術館(二十四日から、春光五ノ七)と、道立旭川美術館(八月三日から、常磐公園)で開かれる「彫刻フェスタ」で配付されるほか、旭川駅、まちなか交流館(四条買物公園)、レンタサイクル、街中の喫茶店などに置く予定だ。

 現在、資金が足りずに増刷のめどはたっていない。協力をしてもらえる企業などを募集している。

 問い合わせは、彫刻美術館(TEL52―0033)へ。