乳がんの早期発見、診断、治療の大切さを伝える「ピンクリボン活動」を支援する自動販売機が藤女子高(櫻庭弘子校長)の生徒玄関入口ホールに設置された。その記念セレモニーが、設置から一カ月ほど経った十八日、同校で行われた。

 活動を支援する自動販売機の設置は北海道コカ・コーラボトリングが独自に行っていて、道北地区では第一号、学校機関への設置も初となる。

 同校設置の自販機は、売り上げの五%が、乳がん予防、検診への啓発資金に使われる。同社の担当者は「校内には自販機が数カ所設置されているが、わざわざ一階まで買いに来る生徒もいる。一カ月ほどの設置期間にもかかわらず生徒の関心は高い。夏休みを挟んだことで売り上げの見通しはまだまだ未知数だが手応えをかんじている」と話す。

 現在ピンクリボン活動を行っている自販機は道内に十一カ所。市内には、同校のほかに旭川がん検診センター(末広東二ノ六)にある。ピンクのカラーリングにリボンのマークがついた仕様だ。