若手経営者らによる勉強会「大雪経営塾」(代表・北口浩之アイリンク社長)の第二回セミナーが二十七日、クイーンズK(神楽一ノ九)で開かれた。

 この勉強会は、経営書の読書会を中心とした勉強会(年六回)に加え、旭川に出先営業所を持つ大手企業の支店長などを交えてのセミナー(年四回)を主な活動としている。

 今回の講師を務めたのは、日本経済新聞社旭川支局長の増渕稔さん(49)。東京都出身で、旭川に赴任して一年半という増渕さんが、取材を通じて知り合った道北の中小企業経営者のエピソードを交えながら話した。

 旭川について「転勤族の自分が、帰りたくないと思うほど良いところ」と高く評価。持ち上げるだけでなく、「中小企業と言えども、世界における自社の位置づけを認識すべき」「一見客の扱いが冷たいなどホスピタリティの低さを見直す必要がある」「北海道ブランドをもっと作り出すべき」などとアドバイスを送った。

 セミナーには約三十人が参加。聴講後には懇親会で交流を深めた。