神輿の同好会「春風」(児玉清光会長)が十九日、春光台地域の老人施設などをボランティアで回り、威勢の良い担ぎを披露する。
「春風」は〇七年、市内の神輿団体「翔鷹」から分家するようにして結成した。メンバーは春光台地域の住民など約二十人。これまで、さんろくまつりや永山神社祭などをはじめ、道内各地の神社祭やイベントなどで担いできた。お神輿の世界では、遠方から担ぎ手に来てもらうと、今度はお返しに出向く習慣がある。事務局の村上徳彦さん(42)は「だから夏場は毎週のように何処かで担いでいますね」と話す。
八月一日に、試験的に五つの福祉施設を回ってみたところ、好評だった。より本格的な取り組みにしたいと今回の神輿渡御になった。当日午後一時からグループホーム幸(春光台四ノ九)をはじめ、グループホーム夢(同)、グループホームこもれ陽(春光台三ノ九)、グループホームあい(川端四ノ八)、グループホームひーぷ(春光台五ノ二)の五施設を神輿が回って、外出が難しい人たちを元気付ける予定だ。
村上さんは「こうした趣旨の試みは、市内では初めてではないかと思います。外出が難しい方を元気付け、同時に少しでも旭川を活気付けたい。また私たちの活動についても知ってもらう機会になれば嬉しいですね」と意気込んでいる。
問い合わせは春風事務局の村上さん(TEL76―5005)へ。