日本尊厳死協会(本部・東京)は、つらいだけの延命治療を拒否する活動を続けています。同会の北海道支部旭川地区懇話会(柴田笑子代表)は十月三日(日)午後一時半から、秋の公開講演会をときわ市民ホール(五ノ四)で開きます。

 講師は、看護師の馬場惠子さんです。長く医療の現場に勤務した馬場さんは、多くの延命処置を見てきました。人生の最期に無駄な治療で苦しみ、亡くなって行った数々の事例について、「看護をとおして尊厳死を考える」と題して話します。

 また、今回初めて寸劇を上演します。演題は「ぴんころ」。尊厳死という言葉の響きが与える暗くて硬いイメージを変えようと、六十~七十歳代のシルバーたちが演じます。現在本番に向け、真剣に練習に取り組んでいます。

 参加無料。問い合わせは尊厳死協会旭川地区懇話会事務局の柴田さん(TEL76―2488)へ。