サケを迎える儀式「カムイチェップノミ」が二十五日(土)午前十時から、石狩川秋月橋右岸広場で行われます。旭川アイヌ協議会・チカップニアイヌ民族文化保存会と大雪と石狩の自然を守る会で作る実行委員会の主催。

 大雪と石狩の自然を守る会は、八四年(昭和五十九年)春から、石狩川にサケの稚魚を放流し続けています。また昨年からは水産総合研究センターさけますセンターが、三年間にわたってサケの稚魚を計百五十万尾も放流する計画を実施中です。関係者の間では、来年の秋にはいよいよサケがそ上し、自然産卵する様子が見られるのではないかと期待が高まっています。

 当日は、古来よりアイヌの人々の間に伝わってきた儀式、カムイチェップノミを行い、自然への感謝とともにサケの回帰を願います。儀式のあとには、子ども向けの楽しいサケクイズなどが行われます。また石狩鍋も振る舞われます。

 参加無料で、申し込みも不要です。直接会場に来て下さい。問い合わせは午後六時から九時の間に橋詰さん(090―9432―6572)へ。