東旭川の遺跡をテーマにした講演が九日(土)午後一時半から、旭川兵村記念館(東旭川南一ノ六)で行われます。

 今から百二十年前に開拓が始まったとされる東旭川ですが、発掘された遺跡から、数千年前から人々が生活し、交易していた様子がうかがえるといいます。昭和三十年代に発行された東旭川町史には、当時の遺跡の写真が掲載されていますが、現在ではその姿を見ることが出来ず、場所も特定出来なくなっています。

 講師は、元旭川第二中学校校長の中谷良弘さんです。中谷さんは東旭川町日の出の出身。地質学や考古学に精通し、現在は上川盆地の生い立ちをテーマに遺跡発掘調査などの研究をしています。中谷さんの話から場所特定の手がかりを得つつ、今後に伝えたい記憶について考察する講演になりそうです。

 入場無料。問い合わせは旭川兵村記念館(TEL36―2323)へ。